トランシーバーは、機種によってバッテリーの種類が異なります。違いを把握し、現場に合わせた機種を選ぶことが重要です。ここでは、トランシーバーのバッテリーの基本や選び方、性能の比較方法を解説します。
トランシーバーのバッテリーは、大きく乾電池式と充電式に分けられます。
乾電池式のバッテリーは、単3・単4電池を使用します。バッテリーの持ちがよく、使用状況によっては数十時間の連続運用が可能です。ただしコスト面で不利なため、日常的に使う場合は注意が必要です。
充電式のバッテリーは、主にリチウムイオン電池が使用されています。スマホのように繰り返し充電できるため、ランニングコストを抑えられます。一方、バッテリーが劣化した際は交換コストが発生します。
業務用トランシーバーは、現場で長時間運用することから、バッテリーの持ちが重視されます。一方、通常のトランシーバーは使用する機会が限られるため、充電の手軽さを重視する傾向にあります。工事現場で利用する場合は、長時間運用できる機種を選びましょう。
乾電池式トランシーバーは、充電式と比較して手軽に使用でき、バッテリーを交換しやすいメリットがあります。
乾電池式トランシーバーは、市販されている単3・単4電池をそのまま使えます。電池はホームセンターやコンビニなど、さまざまな場所で購入できるため、緊急時にも備えられます。電池も小さいことから、持ち運びの負担も減らせるでしょう。
バッテリーを交換しやすい点も強み。電池を交換すれば済むため、バッテリーが切れたときもすぐに復帰できます。また、乾電池は使用期限が長く、長期保管しやすい点も魅力です。トランシーバーをしばらく使う予定がないときも、無線機と合わせて保管できます。
乾電池式のトランシーバーはランニングコストに注意が必要です。乾電池の価格は手頃ですが、長期間使用しているとコストが膨らんでいきます。トランシーバーを長期間繰り返し使用する現場では、充電式のほうがコストを抑えられるでしょう。
充電式トランシーバーは繰り返し使えるうえ、USB充電に対応している機種もあります。
機種によっては大容量バッテリーがあるため、乾電池式のような長時間運用が可能です。長時間労働の現場や、充電する暇がない現場でも安心して利用できます。また、予備のバッテリーを持ち歩けば、電池が切れたときでもその場で交換可能です。
充電式トランシーバーの中には、USB充電に対応している機種もあります。USBケーブルを持ち歩くだけで済むため、現場での充電も難しくありません。ただし、USBポートの形状は機種によって異なります。USBケーブルを持ち歩く前に確認しておきましょう。
充電式トランシーバーで使われるリチウムイオン電池は、時間とともに劣化が進みます。徐々に容量が減り、バッテリーの持ちが悪くなる点に注意しましょう。ただし、劣化したバッテリーの交換には費用がかかります。機種を選ぶ際は、バッテリーの交換費用も確認しておくとよいでしょう。
トランシーバーを選ぶ際は、利用シーンに合わせてバッテリーの種類を決める必要があります。ただし、快適な運用を実現するには、音質や防水・防塵性能なども比較が必要です。本メディアでは、業界別におすすめのトランシーバーを紹介しています。
トランシーバーのバッテリー性能を比較する際に、見るべきポイントをご紹介します。
機種を選ぶ際は、必ず連続通話時間を確認しておきましょう。1日あたりの稼働時間に対して、連続通話時間が見合っているか判断する必要があります。ただし、メーカーの公称値は一定の条件下で測定されています。実際の現場では、公称値より短くなる可能性もあります。
長時間運用や複数人での使用を想定した場合、予備バッテリーへ交換できる機種が望ましいでしょう。バッテリーを交換できれば、切れ目のない運用が可能です。また、現場で充電することを想定し、外部給電機能の有無も確認しておきましょう。
トランシーバー選びで重要なのは、使用する環境やシーンに合う性能・機能があるかどうか。ここでは、業界ごとにおすすめの機種をご紹介。どれも資格・登録不要なので、すぐに使い始められます。

水に落としても使える防水性能※1に加えて、-10℃から+60℃の温度環境に対応。雨に打たれる高所作業や、炎天下・雷雨・極寒の現場でも心配なく使える。
100dB相当でもクリアに聞こえるノイズキャンセリングを搭載。クレーンや重機の騒音、強風の中でも対面で話しているかのようにクリアに聞きとることが可能。
| 通話距離 | 1,000m |
|---|---|
| 中継器使用時 | 最長1,500m |
| 連続使用時間 | 約12時間 |
| 電源 | 充電式リチウムイオン電池 |
| 認証 | 工事設計認証005-102376、FCC、CE |
| ハンズフリー | 対応 |

ボタン1つで通話グループを切り替え可能で、設営・音響・警備・受付など、異なるチーム間でも即接続。現場全体の動きに合わせ、横断的な指示がスムーズに行える。
決めておいた音量にワンタッチで合わせられる。何度もボリュームを刻んで上げ下げする手間がなく、周囲の音環境が急に変わる場面でも聞き逃しを防ぐ。
| 通話距離 | 記載なし |
|---|---|
| 中継器使用時 | 記載なし |
| 連続使用時間 | 約80時間(単3形アルカリ乾電池使用時) |
| 電源 | 単3形アルカリ乾電池/充電式ニッケル水素電池/リチウムイオン バッテリーパック BP-258 |
| 認証 | 記載なし |
| ハンズフリー | 記載なし |

ドコモとauの2回線とWi-Fiに対応。携帯電波が不安定になりやすい山道・トンネルなどでも通信が途切れにくく、運行指示や緊急連絡を受け取れる。
GPS搭載で全ドライバーの現在地を見える化。渋滞や配送状況を見ながら、労務管理や配送ルートの確認ができる。
| 通話距離 | 携帯電話の通話範囲+Wi-Fi対応範囲 |
|---|---|
| 中継器使用時 | 記載なし |
| 連続使用時間 | 20時間以上※2 |
| 電源 | USB(Type-C)充電端子 |
| 認証 | 技術基準適合証明(工事設計認証) |
| ハンズフリー | 対応 |
※1 IPX7規格 参照元:ベアリッジ公式HP(https://bearidge.com/product/x10/)
※2 単信(交互通話)方式 による通信(送信5:受信5:待ち受け90の割合による運用を想定) GPSオフ、Wi-Fiオフの条件