モトローラ・ソリューションズの「CL40」は、免許・登録不要で使える交互通話20チャンネル対応の特定小電力トランシーバーです。500mWの内蔵スピーカー、IP57の防塵防水性能、単3形アルカリ乾電池3本で約85時間使える電池性能などを備えています。本記事では、CL40の特徴や向いている現場、CL40Lとの違い、導入前の確認ポイント、スペックを紹介します。

CL40は、交互通話用20チャンネルを搭載した特定小電力トランシーバーです。送信出力は10mW以下で、無線局の免許や登録を行わずに業務連絡へ導入できます。
購入後の申請手続きが不要なため、店舗、施設、イベントなどで台数を追加したい場合にも検討しやすいモデルです。ただし、交互通話では送信中に相手の音声を受信できないため、短く区切って順番に話す運用ルールを決めることが大切です。
CL40は、内蔵スピーカーの低周波出力として500mWに対応しています。公式ページでは、大音量でも歪みが少なく、クリアで聞き取りやすい高音質によって高騒音下の連絡を支えると紹介されています。
売り場やバックヤード、イベント会場、屋外作業などでは、周囲の音によって聞き取りやすさが変わります。送信出力の10mWとスピーカー出力の500mWは異なる数値のため、混同せず、実際の騒音環境で必要な音量を確認することが重要です。
CL40は、IP57の防塵防水性能を備えています。IP5Xは動作へ影響する量の粉じんが内部へ入らない防塵性能、IPX7は真水・静水の水深1mで30分間沈めても動作へ影響しない防水性能を示します。
雨天時や水のかかる作業、粉じんが発生する屋外現場でも検討しやすい仕様です。ただし、公式ページでは水に浮くフローティングタイプではないと明記されています。水辺で使用する場合は、落下防止方法と回収方法まで決めておくことが大切です。
CL40は、単3形アルカリ乾電池3本で約85時間の運用に対応しています。専用バッテリーだけに依存せず、市販の乾電池を使えるため、複数台の電源管理や緊急時の交換を行いやすい点が特徴です。
約85時間という数値は、外部スピーカーマイクを使用し、送信6秒・受信6秒・待ち受け48秒を繰り返し、LEDを消灯した試験条件によるものです。使用状況によって持続時間は変わるため、実際の通話頻度を踏まえて交換時期を決めることがポイントです。
CL40は、本体の装着方法や通話エリアに合わせて角度を調整できる回転式アンテナを搭載しています。狭いエリアではアンテナを収納して携帯し、必要に応じて立てて使用できる設計です。
同じ公式ページに掲載されているCL40Lは、通話距離を重視した高利得ロングアンテナモデルです。CL40は携帯性、CL40Lは通話範囲を重視した構成のため、装着時の取り回しと必要な通信範囲を比較して選ぶことが大切です。
CL40は、大型ディスプレイとLEDインジケータを搭載し、チャンネルやモードを確認しやすい設計です。表示を90度回転できるため、ライフジャケットやハーネスへ横向きに装着する場合にも表示方向を合わせられます。
個別・グループ呼び出し、ARTSによる圏内・圏外の確認、サブチャンネルセレクト、158通りのグループコード、エマージェンシー機能などにも対応しています。一部機能は同時に使用できないため、必要な機能の組み合わせを導入前に確認することが重要です。
CL40の導入価格を確認するときは、本体だけでなく、イヤホンマイク、外部スピーカーマイク、予備電池など、使用方法に必要なアクセサリーを含めて比較しましょう。
6色のカラーバリエーションを部署や役割で使い分ける場合は、希望色の在庫も確認したいポイントです。複数台を購入するときは、初期設定やワイヤレスクローンによる設定コピーの対応も含め、同じ構成と台数で見積もりを比較することが大切です。
CL40は、免許・登録の手続きを行わず、近距離の業務連絡へトランシーバーを導入したい現場に向いています。500mWの内蔵スピーカー、IP57、長時間運用、回転式アンテナなど、屋内外で使いやすい基本性能がそろっています。
店舗や商業施設の売り場・バックヤード連絡、ホテルやレジャー施設、イベント運営、駐車場誘導、倉庫内の確認などで検討しやすいでしょう。6色の本体カラーを部署や担当ごとに分ければ、端末を識別しやすくなります。
ただし、特定小電力トランシーバーの通信範囲は、建物の構造、壁、フロア、周辺の電波環境に左右されます。広範囲で使う場合はCL40Lも比較し、導入する現場で事前に通話テストを行うことが大切です。
CL40は免許・登録不要で使用できますが、交互通話モデルです。電話のような同時通話ではないため、PTTを押して送信する操作と、相手が話し終わってから応答するルールを利用者へ共有しましょう。
約85時間という電池持続時間は、外部スピーカーマイク使用、送信6秒・受信6秒・待ち受け48秒、LED消灯という条件の目安です。本体スピーカーの使用頻度や設定によって変わるため、予備の単3形アルカリ乾電池を用意しておくと安心です。
また、IP57であっても水に浮く製品ではありません。導入前には、必要な通話範囲、CL40とCL40Lのアンテナ差、装着方法、イヤホンマイクなどのアクセサリーを整理し、実際の使用場所で通信と聞き取りやすさを確認することが大切です。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 品名 | CL40 |
| 製品タイプ | 特定小電力トランシーバー |
| チャンネル数 | 交互通話20ch |
| 送受信周波数 | 422.0500MHz~422.1750MHz(01ch~11ch)、422.2000MHz~422.3000MHz(1ch~9ch) |
| 電波型式 | F3E / F2D |
| 通信方式 | 単信方式 |
| 送信出力 | 10mW以下 |
| 受信感度 | -8dBμV以下(12dB SINAD) |
| 低周波出力 | 500mW(内部スピーカー、8Ω・10%歪時) |
| 定格電圧 | DC 3.6V~4.5V |
| 動作温度範囲 | -10℃~+50℃ |
| 本体寸法 | 幅56.0mm × 高さ90.5mm × 奥行27.6mm(アンテナ・突起部を含まず) |
| 本体重量 | 約173g(単3形アルカリ乾電池を含む) |
| 電源 | 単3形アルカリ乾電池3本 |
| 使用時間の目安 | 約85時間(外部スピーカーマイク使用、公式試験条件) |
| 防塵防水性能 | IP57 |
| 本体カラー | 6色 |
| 使用手続き | 免許・登録不要 |
CL40は、モトローラ・ソリューションズの交互通話20チャンネル対応特定小電力トランシーバーです。免許・登録不要で、500mWの内蔵スピーカー、IP57、約85時間の電池持続時間に対応しています。
回転式アンテナ、大型ディスプレイ、個別・グループ呼び出し、ARTS、サブチャンネルセレクトなど、店舗や施設、イベント、屋外作業での連絡を支える機能も用意されています。
導入時には、交互通話の運用方法、実際の通信範囲、約85時間の試験条件、防水性能の注意点を確認する必要があります。CL40Lや必要なアクセサリーも比較し、現場の広さと装着方法に合う構成で検討することが大切です。
トランシーバー選びで重要なのは、使用する環境やシーンに合う性能・機能があるかどうか。ここでは、業界ごとにおすすめの機種をご紹介。どれも資格・登録不要なので、すぐに使い始められます。

水に落としても使える防水性能※1に加えて、-10℃から+60℃の温度環境に対応。雨に打たれる高所作業や、炎天下・雷雨・極寒の現場でも心配なく使える。
100dB相当でもクリアに聞こえるノイズキャンセリングを搭載。クレーンや重機の騒音、強風の中でも対面で話しているかのようにクリアに聞きとることが可能。
| 通話距離 | 1,000m |
|---|---|
| 中継器使用時 | 最長1,500m |
| 連続使用時間 | 約12時間 |
| 電源 | 充電式リチウムイオン電池 |
| 認証 | 工事設計認証005-102376、FCC、CE |
| ハンズフリー | 対応 |

ボタン1つで通話グループを切り替え可能で、設営・音響・警備・受付など、異なるチーム間でも即接続。現場全体の動きに合わせ、横断的な指示がスムーズに行える。
決めておいた音量にワンタッチで合わせられる。何度もボリュームを刻んで上げ下げする手間がなく、周囲の音環境が急に変わる場面でも聞き逃しを防ぐ。
| 通話距離 | 記載なし |
|---|---|
| 中継器使用時 | 記載なし |
| 連続使用時間 | 約80時間(単3形アルカリ乾電池使用時) |
| 電源 | 単3形アルカリ乾電池/充電式ニッケル水素電池/リチウムイオン バッテリーパック BP-258 |
| 認証 | 記載なし |
| ハンズフリー | 記載なし |

ドコモとauの2回線とWi-Fiに対応。携帯電波が不安定になりやすい山道・トンネルなどでも通信が途切れにくく、運行指示や緊急連絡を受け取れる。
GPS搭載で全ドライバーの現在地を見える化。渋滞や配送状況を見ながら、労務管理や配送ルートの確認ができる。
| 通話距離 | 携帯電話の通話範囲+Wi-Fi対応範囲 |
|---|---|
| 中継器使用時 | 記載なし |
| 連続使用時間 | 20時間以上※2 |
| 電源 | USB(Type-C)充電端子 |
| 認証 | 技術基準適合証明(工事設計認証) |
| ハンズフリー | 対応 |
※1 IPX7規格 参照元:B-EAR(ベアー)公式HP(https://bearidge.com/product/x10/)
※2 単信(交互通話)方式 による通信(送信5:受信5:待ち受け90の割合による運用を想定) GPSオフ、Wi-Fiオフの条件