PNC380は、Hytera(ハイテラ)製のPoC無線機です。携帯電話のキャリア回線とWi-Fiを使って通話するため、通信環境が整っていれば、離れた拠点間でも連絡を取り合えます。本記事では、特徴やスペック、導入前の確認点を紹介していますので、ぜひご一読ください。

NTTドコモとKDDIの4G LTE回線に対応したSIMフリー仕様で、MVNOのSIMも利用できます。キャリア回線とWi-Fiは自動で切り替わり、Wi-Fi環境があれば携帯電波の圏外でも通話が可能です。キャリア回線の利用時には、音声通話の遅延が0.4秒以下と明記されています※1。拠点ごとに通信環境が異なる企業でも運用しやすい点が特徴です。
4,000mAhのリチウムポリマーバッテリーを搭載し、音声通話を利用した運用で24時間以上の稼働が可能です(送信:受信:待受け=5:5:90の場合)。液晶消灯時の待受け時間は96時間以上を確保※2。バッテリーは交換式で、Micro USBによる充電にも対応するため、予備バッテリーを組み合わせた長時間運用も検討できます。
IP67準拠の防塵防水構造に加え、米軍MIL-STD-810G準拠の堅牢ボディを備えています。バッテリー装着時の重量は約208gのため、携行しながら屋外で動き回る業務に取り入れやすい仕様と言えるでしょう※3。
Bluetoothハンドスピーカマイクに対応しており、車載機のような使い方が可能です。着信への自動応答や、同時通話時のハンズフリー通話にも対応しています。取付工事は不要で、汎用のシガーライターUSB充電器も利用可能です。
広いエリアに人員や車両が分散する現場で力を発揮します。携帯電話回線を使うため、離れた拠点間や移動中の車両ともつながりやすい点が強みです。物流や警備、イベント運営、工業団地などの用途が例として挙げられます。雨や砂ぼこりにさらされる屋外業務では、IP67準拠の構造も役立ちます。利用エリアの電波状況を事前に確かめておくと安心です。
Nano SIMを挿入して使うため、回線契約が別途必要です。ドコモ・KDDI回線の電波が届くか、拠点のWi-Fiを使えるかを確認しておきましょう。通話サービスの利用条件や料金は、販売元への確認が欠かせません。イヤホンマイクや卓上充電器などオプション品の要否も整理しましょう。運転中に使う場合は、道路交通法などの関連法令を確認し、運用ルールの整備が必要です。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 無線通信仕様 | NTTドコモ、KDDI 4G LTE |
| 寸法 | 145.1mm(H)×60mm(W)×26.1mm(D)(アンテナ・バッテリー含む) |
| 重量 | 約208g(バッテリー装着時) |
| バッテリー | 4,000mAh(リチウムポリマー、定格3.85V)交換可能 |
| 運用可能時間 | 24時間以上(音声通話利用/送信:受信:待受け=5:5:90) |
| 内部メモリ/拡張メモリ | 1GB(RAM)、8GB(ROM)/Micro SDカード(最大32GBまで) |
| SIMカード | Nano SIM |
| オーディオジャック | 3.5mm |
| 充電コネクター | Micro USB 2.0 |
| データ転送コネクター | Micro USB 2.0 |
| 音声出力 | 最大2,000mW |
| カメラ | リアカメラ(500万画素/フラッシュライト搭載) |
| ビデオ録画 | 最大720P(1280×720) 30FPS、MPEG-4(SP/ASP)、VP8、H.263、H.264(BP/MP/HP) |
| 写真撮影 | JPEG(.jpg) |
| オーディオ録音 | MPEG(.m4a)、3GPP(.3gp) |
| Bluetooth | Bluetooth 4.1 BLE |
| WLAN | Wi-Fi:2.4GHz/5GHz 802.11 b/g/n |
| NFC | 対応 |
| 言語表示 | 日本語/英語/中国語/韓国語/フランス語/ドイツ語/スペイン語/アラビア語/ロシア語/タイ語等15か国語 |
| 位置情報 | GPS/GLONASS/BDS |
| 防塵防水 | IP67準拠 |
| 温度環境 | 動作温度範囲:-20℃〜60℃(保管温度範囲:-30℃〜70℃) |
| 米軍MIL規格 | MIL-STD-810G |
| 認証 | 技術基準適合(工事設計認証)日本/CE 欧州/FCC 米国 |
PNC380は、キャリア回線とWi-Fiを自動で切り替えて使えるPoC無線機です。24時間以上の運用に対応するバッテリーとIP67準拠の堅牢ボディを備え、屋外や車両を使う業務にも組み込みやすい仕様です。導入前には回線契約や通信エリア、必要なオプション品を整理し、自社の運用に合った構成で検討することをおすすめします。
トランシーバー選びで重要なのは、使用する環境やシーンに合う性能・機能があるかどうか。ここでは、業界ごとにおすすめの機種をご紹介。どれも資格・登録不要なので、すぐに使い始められます。

水に落としても使える防水性能※1に加えて、-10℃から+60℃の温度環境に対応。雨に打たれる高所作業や、炎天下・雷雨・極寒の現場でも心配なく使える。
100dB相当でもクリアに聞こえるノイズキャンセリングを搭載。クレーンや重機の騒音、強風の中でも対面で話しているかのようにクリアに聞きとることが可能。
| 通話距離 | 1,000m |
|---|---|
| 中継器使用時 | 最長1,500m |
| 連続使用時間 | 約12時間 |
| 電源 | 充電式リチウムイオン電池 |
| 認証 | 工事設計認証005-102376、FCC、CE |
| ハンズフリー | 対応 |

ボタン1つで通話グループを切り替え可能で、設営・音響・警備・受付など、異なるチーム間でも即接続。現場全体の動きに合わせ、横断的な指示がスムーズに行える。
決めておいた音量にワンタッチで合わせられる。何度もボリュームを刻んで上げ下げする手間がなく、周囲の音環境が急に変わる場面でも聞き逃しを防ぐ。
| 通話距離 | 記載なし |
|---|---|
| 中継器使用時 | 記載なし |
| 連続使用時間 | 約80時間(単3形アルカリ乾電池使用時) |
| 電源 | 単3形アルカリ乾電池/充電式ニッケル水素電池/リチウムイオン バッテリーパック BP-258 |
| 認証 | 記載なし |
| ハンズフリー | 記載なし |

ドコモとauの2回線とWi-Fiに対応。携帯電波が不安定になりやすい山道・トンネルなどでも通信が途切れにくく、運行指示や緊急連絡を受け取れる。
GPS搭載で全ドライバーの現在地を見える化。渋滞や配送状況を見ながら、労務管理や配送ルートの確認ができる。
| 通話距離 | 携帯電話の通話範囲+Wi-Fi対応範囲 |
|---|---|
| 中継器使用時 | 記載なし |
| 連続使用時間 | 20時間以上※2 |
| 電源 | USB(Type-C)充電端子 |
| 認証 | 技術基準適合証明(工事設計認証) |
| ハンズフリー | 対応 |
※1 IPX7規格 参照元:B-EAR(ベアー)公式HP(https://bearidge.com/product/x10/)
※2 単信(交互通話)方式 による通信(送信5:受信5:待ち受け90の割合による運用を想定) GPSオフ、Wi-Fiオフの条件