八重洲無線の「SRS90」は、混信回避機能やグループ運用など、業務でのスムーズな情報共有を支える機能を備えた特定小電力トランシーバーです。本記事では、SRS90の特徴や向いている現場、導入前に確認したいポイントを紹介します。

SRS90は、スタッフ間の連絡をより確実にするため、混信をシャットアウトする特許技術「テレポート機能」を搭載しています。
混信が発生すると、スタッフ全員の端末が混信の起こりにくいチャンネルへ自動で移動し、スムーズな通話を継続。さらに、使用前に周囲のチャンネル状況を確認し、混信の少ないチャンネルを自動選択する「エリアリサーチ機能」にも対応しています。
1グループで混信を回避するモードをはじめ、2グループ、3~7グループで運用するモードなど、業務形態に応じて4つのモードから選択できます。これにより、複数部門が連携する現場にも対応可能。緊急時には「マージ機能」を利用することで、グループの垣根をなくし、スタッフ全員で連絡を取り合えます。
一度PTTキーを押すだけで音声に反応して送信状態を保持する「ワンクリックハンズフリー機能」を搭載。騒がしい現場でも使いやすい最大700mWの大音量に加え、24mmの薄型ボディや防塵・防水性能も備えています。
イヤーピースの抜けを防ぐオートロック機能や交換式バッテリーにも対応し、動きの多い現場や長時間の業務をサポート。免許・資格不要で、近・中距離の業務連絡に取り入れやすい業務用トランシーバーです。
SRS90は、ホテルや飲食店、商業施設、イベント会場など、複数のスタッフや部門が連携する現場に向いています。混信を回避する機能に加え、最大7グループに分けた運用が可能。騒音のある環境や動きの多い業務など、スムーズな情報共有が求められる現場で活用しやすいトランシーバーです。
SRS90を導入する際は、使用するエリアの広さや遮蔽物の有無、必要なグループ数などを確認しておきましょう。近・中距離向けのため、実際の現場で必要な通信距離を満たせるかも重要です。
八重洲無線ではほかにも業務用トランシーバーを展開しているため、通信方式や機能、サイズなどを比較しながら、現場の規模や運用方法に合った機種を選ぶことをおすすめします。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 送受信周波数(12.5kHzステップ) | 01ch~20ch:422.0500MHz~422.300MHz |
| 重さ(約) | 165g |
| 本体寸法(約) | 高さ83×幅58×厚み23.5mm※SBR-51LI装着時/アンテナ・突起物を含まない |
| 電波型式 | F3E/F2D |
| 通信方式 | 単信および半複信方式 |
| 送信出力 | 10mW以下(電波法施行規則第6条適合) |
| 低周波出力 | 内蔵スピーカー 700mW以上(@8Ω、10%歪時) |
| 動作温度範囲 | -10℃~+50℃ |
| 定格電圧 | DC3.6V(リチウムイオンバッテリー)DC4.5V(単三形乾電池3本) |
| 防塵性 | IP6X(耐塵形) |
| 防水性 | IPX8(水中形) |
参照元:八重洲無線公式HP(https://connect.yaesu.com/business/items/srs90/)
SRS90は、混信を回避するテレポート機能を搭載した特定小電力トランシーバーです。最大7グループまで運用可能で、ホテルや商業施設など、複数スタッフが連携する現場で活用できます。導入時は、八重洲無線のほかの製品とも比較し、現場の運用に合った機種を検討しましょう。
トランシーバー選びで重要なのは、使用する環境やシーンに合う性能・機能があるかどうか。ここでは、業界ごとにおすすめの機種をご紹介。どれも資格・登録不要なので、すぐに使い始められます。

水に落としても使える防水性能※1に加えて、-10℃から+60℃の温度環境に対応。雨に打たれる高所作業や、炎天下・雷雨・極寒の現場でも心配なく使える。
100dB相当でもクリアに聞こえるノイズキャンセリングを搭載。クレーンや重機の騒音、強風の中でも対面で話しているかのようにクリアに聞きとることが可能。
| 通話距離 | 1,000m |
|---|---|
| 中継器使用時 | 最長1,500m |
| 連続使用時間 | 約12時間 |
| 電源 | 充電式リチウムイオン電池 |
| 認証 | 工事設計認証005-102376、FCC、CE |
| ハンズフリー | 対応 |

ボタン1つで通話グループを切り替え可能で、設営・音響・警備・受付など、異なるチーム間でも即接続。現場全体の動きに合わせ、横断的な指示がスムーズに行える。
決めておいた音量にワンタッチで合わせられる。何度もボリュームを刻んで上げ下げする手間がなく、周囲の音環境が急に変わる場面でも聞き逃しを防ぐ。
| 通話距離 | 記載なし |
|---|---|
| 中継器使用時 | 記載なし |
| 連続使用時間 | 約80時間(単3形アルカリ乾電池使用時) |
| 電源 | 単3形アルカリ乾電池/充電式ニッケル水素電池/リチウムイオン バッテリーパック BP-258 |
| 認証 | 記載なし |
| ハンズフリー | 記載なし |

ドコモとauの2回線とWi-Fiに対応。携帯電波が不安定になりやすい山道・トンネルなどでも通信が途切れにくく、運行指示や緊急連絡を受け取れる。
GPS搭載で全ドライバーの現在地を見える化。渋滞や配送状況を見ながら、労務管理や配送ルートの確認ができる。
| 通話距離 | 携帯電話の通話範囲+Wi-Fi対応範囲 |
|---|---|
| 中継器使用時 | 記載なし |
| 連続使用時間 | 20時間以上※2 |
| 電源 | USB(Type-C)充電端子 |
| 認証 | 技術基準適合証明(工事設計認証) |
| ハンズフリー | 対応 |
※1 IPX7規格 参照元:B-EAR(ベアー)公式HP(https://bearidge.com/product/x10/)
※2 単信(交互通話)方式 による通信(送信5:受信5:待ち受け90の割合による運用を想定) GPSオフ、Wi-Fiオフの条件