モトローラソリューションズの「XiR P8608 Ex」は、本質安全防爆構造対応の業務用トランシーバーです。本記事では、XiR P8608 Exの特徴をはじめ、向いている現場や導入前に確認したいポイントを紹介します。

XiR P8608 Exは、本質安全防爆構造の基準をクリアし、日本国内では産業安全技術協会による検定試験に合格した携帯型無線機です。
欧州防爆指令およびIEC防爆電気機器規格適合試験制度への適合を考慮して設計されており、労働安全衛生法で規定される危険場所(1種・2種)での使用に対応。ブルーのボディーを採用しているため、本質安全防爆対応機であることを視覚的に判別しやすいのも特徴です。
IP67の防塵・防水性能を備え、メーカー独自の耐久テストや米国軍用規格であるMILスペックの11を超えるテストにクリアしています。また、握りやすいボディー形状と大きなプレストーク(PTT)ボタンを採用。厚手のグローブを装着した状態でも操作しやすいのが特徴です。
モトローラソリューションズが世界で展開するMOTOTRBOシリーズのひとつで、デジタル・アナログの両方式に対応(VHFモデルはアナログ無線専用)。世界標準のDMR規格に準拠しており、リピーターを利用することで通信エリアを拡大することも可能。既存のアナログ無線機からの移行だけでなく、デジタル無線システムの構築にも活用できます。
XiR P8608 Exは、石油・化学工場やガス関連施設など、可燃性ガスが発生する可能性のある危険区域での使用に向いています。本質安全防爆構造に加え、IP67の防塵・防水性能や堅牢性を備えているため、屋外設備や製造現場など、無線機に耐久性が求められる環境でも活用しやすい機種です。
XiR P8608 Exを導入する際は、使用する現場や防爆要件に適合しているかを事前に確認しましょう。また、利用する周波数帯や通信方式、必要な通信エリアもチェックが必要です。リピーターの利用や既存の無線システムとの互換性も含め、現場環境に合った運用ができるか同メーカーの他機種とも比較しながら、検討することをおすすめします。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 周波数帯 | 【VHF】142-174 MHz【UHF】403-470 MHz |
| 防爆構造の種類 | 本質安全防爆構造(ib) |
| 対象ガスまたは蒸気分類と温度等級 | ⅡCT4 |
| チャンネル数 | 32チャンネル |
| 電波形式 | 【VHF】F2D、F3E【UHF】F1D、F1E、F2D、F3E |
| 電源電圧 | 7.4V |
| 送信出力 | 1W |
| 外形寸法(約) | 高さ138.5×幅56.7×厚み37.8mm(突起物を含まない) |
| 重量(約) | 455.5g(バッテリー、アンテナ、ダストカバーを含む) |
| バッテリー持続時間 | デジタル19時間、アナログ16時間(送信5:受信5:待受90の割合で使用した場合) |
| 防塵・耐水性能 | IP67 |
| MIL(米国軍用規格) | MIL 810 C/D/E/F/G |
| 動作温度 | -20℃~+55℃ |
参照元:モトローラソリューションズ公式HP(https://www.motorolasolutions.com/ja_jp/products/mototrbo/portable-radios/xir_p8608ex.html)
XiR P8608 Exは、本質安全防爆構造に対応し、危険区域での使用を想定した業務用トランシーバーです。IP67の防塵・防水性能や堅牢性に加え、グローブ着用時でも扱いやすい操作性を備えています。導入時は、防爆要件や通信方式、通信エリアなどを確認し、使用環境に適しているか検討しましょう。
トランシーバー選びで重要なのは、使用する環境やシーンに合う性能・機能があるかどうか。ここでは、業界ごとにおすすめの機種をご紹介。どれも資格・登録不要なので、すぐに使い始められます。

水に落としても使える防水性能※1に加えて、-10℃から+60℃の温度環境に対応。雨に打たれる高所作業や、炎天下・雷雨・極寒の現場でも心配なく使える。
100dB相当でもクリアに聞こえるノイズキャンセリングを搭載。クレーンや重機の騒音、強風の中でも対面で話しているかのようにクリアに聞きとることが可能。
| 通話距離 | 1,000m |
|---|---|
| 中継器使用時 | 最長1,500m |
| 連続使用時間 | 約12時間 |
| 電源 | 充電式リチウムイオン電池 |
| 認証 | 工事設計認証005-102376、FCC、CE |
| ハンズフリー | 対応 |

ボタン1つで通話グループを切り替え可能で、設営・音響・警備・受付など、異なるチーム間でも即接続。現場全体の動きに合わせ、横断的な指示がスムーズに行える。
決めておいた音量にワンタッチで合わせられる。何度もボリュームを刻んで上げ下げする手間がなく、周囲の音環境が急に変わる場面でも聞き逃しを防ぐ。
| 通話距離 | 記載なし |
|---|---|
| 中継器使用時 | 記載なし |
| 連続使用時間 | 約80時間(単3形アルカリ乾電池使用時) |
| 電源 | 単3形アルカリ乾電池/充電式ニッケル水素電池/リチウムイオン バッテリーパック BP-258 |
| 認証 | 記載なし |
| ハンズフリー | 記載なし |

ドコモとauの2回線とWi-Fiに対応。携帯電波が不安定になりやすい山道・トンネルなどでも通信が途切れにくく、運行指示や緊急連絡を受け取れる。
GPS搭載で全ドライバーの現在地を見える化。渋滞や配送状況を見ながら、労務管理や配送ルートの確認ができる。
| 通話距離 | 携帯電話の通話範囲+Wi-Fi対応範囲 |
|---|---|
| 中継器使用時 | 記載なし |
| 連続使用時間 | 20時間以上※2 |
| 電源 | USB(Type-C)充電端子 |
| 認証 | 技術基準適合証明(工事設計認証) |
| ハンズフリー | 対応 |
※1 IPX7規格 参照元:B-EAR(ベアー)公式HP(https://bearidge.com/product/x10/)
※2 単信(交互通話)方式 による通信(送信5:受信5:待ち受け90の割合による運用を想定) GPSオフ、Wi-Fiオフの条件